明治伊万里里帰り

色絵桜に武者図耳付大花瓶 南里製
明治初期 高:92cm

英国より里帰りしました。
万国博覧会に出品された明治初期の有田焼です。

首に赤濃に鳳凰とともに描かれているのは南里家の家紋である四つ目菱とはご子孫から指摘されました。
まず、細工の名工であった南里嘉十の作らしく姿形が美しい。
描画は表裏に山桜と武者の表と背中をかき分けていて、人物の表情が繊細で豊かです。
明治初期の輸出有田焼の特徴がよく表れている作例です。

明治伊万里研究家  蒲地孝典記

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