やっぱり有田焼は素晴らしい‼️
平成最後の年に因み、
皇室文化の洗練された意匠と格調高い完成度を
求められた有田焼の伝統技術について
考えてみたい。
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わが国の磁器製作の始まりであり、
色絵磁器の創始てある有田焼は皇室からも格別の思し召しがあつた。
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品格が重んじられる意匠が示され、高度な技術が求められることによって有田焼全体の向上にもつながっていった。
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戦前には帝室技芸員制度があり国内の優れた美術工芸の保護育成に皇室の高いレベルでの関わりがあった。今の人間国宝や芸術院会より厳しい審査のもとに任命された。
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わが国の固有な文化を継承する為にも、天皇の権威は今後も微動だにしてはならない。
宮内省御用達などのご下命も今は無くなったが、優れた伝統工芸の存続や奨励の為にも復活させては如何だろうか。
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成熟した物作りで、生き残りを図ろうとしている伝産地にはその正統な継承は今後も品格を留め、本物を目指す力になるであろう。
本物の括りが職人的なものほど、曖昧になりつつある今日、きわめて憂慮に耐えないものでる。
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よどみない濃(だみ)、ためらいのない線描き、一流の職人による禁裏御用品です。
だみは線描きした空白部分を濃淡をつけて塗りつぶす作業を意味します。
むらのないみずくきを最良とします。
そのためには付け濃と云って塗り重ねが4回以上必要となり手間暇のかかる作業です。
明治伊万里研究家 蒲地孝典
ギャラリー花伝蔵
#禁裏御用 #宮内省御用達 #ギャラリー花伝
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